「株式会社東京精密の土浦工場見学会に参加してきました」5

Date:2015/07/24

ジャパンテクノロジーの武田でございます。当ブログをご覧頂きありがとうございます。

今回は、前回に引き続き、クリーンブースやクリーンルームに設置される精密機器として関連性のある株式会社東京精密の土浦工場見学会のレポート「株式会社東京精密の土浦工場見学会に参加してきました」4の続編です。

 

さあ、ショールームの見学が終わり、いよいよお待ちかねの工場見学です。

 

まず、各部品の生産・加工などは、協力会社の元で行われているとのことで、そのためか、大型の測定機もあるのにも関わらず、土浦工場自体は想像していたよりコンパクトにまとまっており、とても静かに感じました。作業工程としては、受け入れた部材の組み立て作業よりも、校正検査に手間がかかるのだそうです。見学させて頂いたその日も、恒湿・恒温室内で測定の精度検査を受けている出荷前の測定機が何台かありました。

 

基準器・測定される物・測定機の各構成材の全てが、気温変化によって膨張・収縮をするので、正確な測定や校正をする場合は、室温などを適切な環境に一定に保つことがとても重要です。そのため、測定機の校正検査は、恒湿・恒温室内で行っているのですが、23℃に保たれた部屋は、夏は作業する方がつらいほど、「寒い」のだそうです。確かに、真夏の外気温と比べると10℃近い温度差ですから、恒温室・一定の環境と聞くと何だか楽なように思ったのですが、その中での作業はなかなか楽ではないようです。また、人が出入りすることでも簡単に温度が変化してしまうので、限られた人だけが入れることになっているそうです。もちろん我々見学者も、室外から硝子越しに作業風景を見せて頂きました。

 

もし、一度室温を変えてしまうと、室温を戻すだけではだめで、各測定機がその室温に再びなじむまで検査作業ができなくなってしまうとのことでした。そうなると、丸一日程度は作業が完全にストップしてしまうため、室温等の管理は24時間体制とのことでした。恒温室の天井にはメッシュのように小さめの丸い穴が開いていて、そこから温湿度を調節をした空気を送り込み、フィルターを通して循環させているんだそうです。また、余計なゴミを持ち込まないために、各部屋への出入り口に、靴裏をきれいにする機械が置いてあり、その機械上と粘着マットシートの上を通過してから各部屋に入るようにルール付けられていました。

 

弊社では皆様ご存じの通りクリーンブースを取り扱っておりますので、クリーンルームもあるのではないかと質問しましたが、土浦工場には無いとのことでした。今思い返して、クリーンブースの宣伝をしておけばよかったと思っています。もしかしたら、何かのお役に立てたかもしれません。

 

さて、今回の見学会では、中々目の当たりにする機会のない測定機や組立現場を見ることができ、大変勉強になりました。正確に機械を動かすことと、さまざまな影響から生じる誤差を最小限に抑えるための補正・分析を行うソフト面、この両方が、精密な計測をするために必要不可欠であり、卓上サイズの小さな測定機から、7m×10m×9m位の大きな測定機までが、それを実現しているということに圧倒された一日でした。

 

以上になります。今後も、こういった機会があれば、クリーンルームやクリーンブースの話題に限らず、どんどん掲載していく予定ですので、今後とも「クリーンブースお役立ち情報ブログ」をよろしくお願い申し上げます。

 

Categories:お知らせ

最新記事一覧へ

ページの先頭へ戻る

クリーンブースのことなら何でもお気軽にお問い合わせ下さい。カタログ請求も受け付けております。

tal: 042-313-7610
fax: 042-313-7612
お問い合わせフォーム